面白ければそれでいい。読めよ、読めばわかるさ。土佐の高知発!カルトな日記でおじゃるよ。
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SF短編小説「地球最後の日!」
注:年内の記事更新はしないつもりでしたが、クリスマスの記事のまま放置しておくのもどうかと思い、以前に投稿後すぐに(2~3時間)削除した記事を再投稿したいと思います。
素人の書く[SF短編小説]なもので、ドン引き覚悟!ですが、ヒマな方・怖い物見たさの方・お情けある方などなど、最後まで読んでいただければ(感想も頂けると、涙ちょちょぎれます)幸いです。

taitoru77

その日は、まさに地球最後の審判の日であった。東京で一人暮らしの土佐勝男は、この地球最後の日を迎えてあせっていた。地球が崩壊するまであと2時間ほどしかないのだ。

テレビはまだ混乱する外の様子を中継している。半狂乱状態のまま行くあてもなく彷徨うもの、うつろな目で立ち尽くすもの、やたら泣き叫ぶもの、手当たり次第に物を壊すもの、互いに殴り合い殺しあうもの、ひたすら神に祈るものなど、さまざまな人々の姿を映し出していた。
    
しかし勝男は「いまさらあがいたところで、どうなるもんでもないと思うけどね!」とうそぶく。

ただ彼があせっているのは、このまま何もせずに死んでいくのが口惜しいと言う理由からであった。勝男は土佐の田舎から上京してきて、某私立大に通う学生である。将来はできればマスコミ関係に就職するつもりでいた。でも地球がなくなってしまえばどうしようもない。

「ああボクもついてないなあ。せっかく猛勉強して大学入ったというのに、これじゃあ何の意味もなかったりして・・・。」

と独り言をつぶやく。勝男はよくこんな風に独り言をしゃべる。
また土佐人でありながら、しかも勝男(カツオ)という名前まで親にもらっておきながら、勝男は東京に来てから、なぜか一言も土佐弁をしゃべった事がなかった。

「どうするかなあ?何かしてないと気が滅入るしなあ。何かないかなあ、何かすることがさあ?・・・」

勝男はそうつぶやきながら、何気に冷蔵庫のドアを開け中を覗き込んだ。
「おっ、カツオかあ!」勝男は前日、大家さんからもらったばかりの新鮮なカツオがしまってあったことをすっかり忘れていた。

          katsuo

「それにしてもあの大家のオヤジさん、地球最後の日の前日にカツオ釣りに行くなんて、絶対!変わってるよ。大体こんな非常時に、どうやって海にたどりついたんだろうか?まったく謎だよなあ~。
まっ、そりゃあそうとせっかく新鮮なカツオもある事だし、これでも料理して、お腹いっぱい食べて、そんでもって死んでいこうかなあ~。ちょうどお腹も空いた事だし・・・」

勝男はそうつぶやきながらカツオを冷蔵庫から取り出し、まな板の上に置いた。
そしてカツオのたたきを作って食べることに決めたまではよかったのだが、そこでふと彼の思考が停止した。

「待てよ、手順が今ひとつはっきりしないなあ。田舎のおふくろにでもちょっと聞いてみるかな?」
勝男はそう言うと、携帯を取り出し郷里の母親に電話で聞くことにした・・・
かつおのたたきtataki99

「あ、おふくろ。ボクボク!勝男だよ。実は、《カツオのたたき》が作りたいんだけどさあ、どうすればいいんだっけ?」

「あんた、何言ゆうが~。もうじき地球が無くなるがで~。そんな呑気な事言うちょらんと、神様にひたすら助かるようにお祈りでもしちょきなさい!」

「えっ、だけどボク他にすることないしさあ、せめて死ぬ前に故郷の味のする、《カツオのたたき》でも食べてから死のうと思ってさあ・・・!」そういい終わらない内に、携帯の方がプツンと切れてしまった。

「何なんだよ。ったくおふくろもパニックっちゃってさあ、みっともないなあ。しかも神に祈れ!って?ホントよく言うよ。普段から神様なんて絶対信じないっていってたくせに・・・・・
だいいち神に祈ったら、はいそうですか。って助けてくれるわけ?そんなこと絶対ありえないし。それよかボクは今、《カツオのたたき》が食べたいだけなんだよ。《カツオのたたき》がさあ!!」

どうやら母親もあてにできそうにないので、自分の記憶だけを頼りに、カツオのたたきを作ることにした勝男なのだが・・・・

「え~っと、まず塩をふりかけるんだったっけ。鉄串なんか無いから焼き網で我慢してと・・・。で、外側は表面が白っぽくなるまで火であぶって、中はレアでいいんだよなあ。よしよし、こんな感じでいいかな。それにしても地球最後の日に《カツオのたたき》を作って食べようなんて人間、おそらく世界中探してもたぶんボクだけだろうなあ?」

コンロであぶったカツオを氷水で冷やし、次に身を包丁できれいに切りそろえ、玉葱のスライス、ニンニクのスライス、ねぎを刻んでカツオの切り身の上に乗せ、あとはタレを作ってかければカツオのたたきの堂々完成となる。

「こんなもんで、いいんだったかな?あとは《カツオのたたき》といえば、うまいタレだよ、タレッ。だけどこれはさすがに作り方がわかんないぞ。ええいっ、もうあまり時間もないし、田舎から持ってきた※ゆずポン酢でこの際、間に合わせるか!」

土佐ゆずポン酢ponn99

カツオのたたきが完成した頃には、除々にマンションの揺れがひどくなってきた。

「まだ《カツオのたたき》食べてないんだからさ~、せめて食べ終わるまでは、何とかもってくれないかなあ。」
そう言うと、出来立てのカツオのたたきを口に運んだ。

「う、うまいっ!さすがに《カツオのたたき》はうまいや。これを考えたやつは全く天才だね、天才!・・・。っていうか今はむしろ天災っぽいかも~?」

勝男は、死を前にして駄洒落まで飛び出す始末で、これから死んでいくという感覚に乏しいのか、元々が能天気なのか、妙に落ちつき払っていた。しかしそのとき激しい揺れと共に、勝男の頭上からコンクリートの塊がバラバラと落ちてきた。続いて窓ガラスが砕け散り、マンション全体がうねりをあげて倒壊し始めたのだった。もうまともに立ってる事すら出来なくなったとき、勝男は宙に向かって思わず叫んだ・・・・・・!!

「神様あ~!!いるのかいないのかわかんないけどさあ~、ったく勝手に地球終わらせないでくれませんかあ。ボクの人生一体何だったのよ。最後の最後に《カツオのたたき》食べて、それで一巻の終わりだなんて、ったくしゃれにもならんぜよ~!」

最後の最後に、やっと古里の土佐弁が出たその瞬間!11階建てのマンションは、激しい轟音と共に完全に崩壊してしまった。そして地球はそれからしばらくして、巨大彗星の餌食となって粉々に砕け散ったのだった。
          sui222


          bakuhatsu

が、なぜか当の勝男はまだ生きていた。地球が消えた後のなぜか宇宙空間の中に、ふわふわと浮かんでいたのだ。そして混乱する勝男の頭の中に、誰かが話しかけてきた・・・・

「勝男よ!!汝は地球最後の日に、《唯一生き残れる呪文》を唱えたので、こうして助かったのじゃ。」

「えっ、おたく誰?それにボク、生き残れる呪文だなんて全然知らないし、一体どうゆう事?」

「勝男よ、お前は自分では気付いてないかもしれんが、唯一生き残れる呪文というのはな。《カツオのたたき》という言葉を全部で、[9回]きちんと唱えることなんじゃよ。」

「えっ、カツオのたたきを全部で9回唱えるって?そんな冗談みたいな話。うそだろ~!」

「うそではない。だから今お前は地球が滅びた後も、こうしてちゃんと生き残っているではないか。それとじゃ、お前ともう一人助かる呪文を唱えた奴がおってのう。
お前と同い年の女性で、名を海野若芽(うみのわかめ)というんじゃが・・・・・
ちなみに彼女が唱えた呪文は《わかめうどん》を正確に9回じゃ!
お前ら2人には、これから新しい地球をわしが作るでなあ。 
そこで2人が力を合わせて新しい人類の歴史を築いてもらいたいというわけなのじゃ。」

「へっ、ホントに~っ、まじで~っ??だいたいボクにそんな事できるわけが・・・?」


◆◆「新創世記」◆◆

はるか昔、神は自分の体に似せて人間を創造した。

          彼らの名は・・・・・・


           adamu


そうアダムとイブならぬ、カツオワカメであった。

※小説の文章自体は全くのオリジナルですが、地球最後の日に食べ物の名前を何回か連呼すると、それが「助かる呪文になる」という部分は、小学生の頃読んだ小松左京さんのSF小説のアイデアをいただきました。




★おバカ小説にめまいがした方!めまいついでに、こちらもご覧ください!


「タイタニックの真実」

※拡大してご覧くださいsinjitsu


「今、そこにある危機?」

※拡大してご覧くださいkiki


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この記事のコメント
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はじめまして。
一度、履歴から来たのですが時間がなくてコメントできませんでした。

おもしろいブログだったので、勝手ながらリンクを貼らせていただきました。

短編小説についてですが、
ドン引き覚悟!
自分で「ドン引き」と言うだけあって、内容は・・・(おっと口をすべらせるところだった^^;)
カツオのたたきの作り方が分かって良かったです^^;
2006-12-27 Wed 20:09 | URL | ヨシダ部長 #t50BOgd.[ 内容変更]
[]
w(*・o・*)wわおっ!!

毎回覗いててラッキーでした♪
カツオのタタキと数回言ってみたが・・

これで明日は安泰?(笑)

だけど美味しそうだね
ちなみに31日は一人で贅沢しようと
今日、お寿司の出前を注文しておきました
食うぞ~~~~!!(笑)
ちなみに茶碗蒸し付きじゃけんね

プチpお帰りにポチッと☆
2006-12-28 Thu 00:08 | URL | *HIME* #pHC1.z1U[ 内容変更]
こちらこそ、初めましてこんばんみ~!
リンクの方は、全くノープロブレムです。
記事の更新は来年4日頃からバンバン投稿していきますので、これからもどうかヨロシクお願いします。
2006-12-28 Thu 20:17 | URL | superwildsoul #-[ 内容変更]
わお~っ!見つかってしまいましたか?
実はこの小説書いてはみたものの、出来があまり良くなくて、投稿してすぐに削除してたものの復活版なんですよね。もう冷や汗たらたらです。

それはともかくHIMEさん。大晦日は豪華寿司ですかあ~?しかも茶碗蒸し付きって・・・・・!そりゃあぜいたくでおます。
superwildsoulにもおすそ分けしてくださいにゃあ~~!!
2006-12-28 Thu 20:27 | URL | superwildsoul #-[ 内容変更]
[]
訪問ありがとうございます☆
土佐のことでブログを作っちゃうなんてよほど好きなんですね!!きれいなブログなのでうっとりしちゃいましたww
これからも土佐応援がんばってください!
応援ぽちしときまぁす!
2006-12-29 Fri 01:52 | URL | pacchu☆ #-[ 内容変更]
[]
もし、料亭で身が危なくなったら、僕の嫌いなカツオのたたきと唱えるかは、誰も分かりません・・・
2006-12-29 Fri 19:15 | URL | yama #LIoBLL/6[ 内容変更]
こちらこそ。どうもです。
最近、夕張市が財政破綻して、えらいことになってます。わが高知も財政の「危ない度」では、トップクラスじゃないかと思うのですね。

せめて、そんな危うい高知の、せめて観光事業とかを盛り上げるべく、自称[土佐応援ブログ」として、このブログを立ち上げました。

って、うそだぴょ~ん!v-8

ホントは何となく立ち上げたブログが、たまたまこんな風になってるだけです。とはいうものの、また是非ご訪問くださいね~。よろしく!!
2006-12-29 Fri 23:32 | URL | superwildsoul #-[ 内容変更]
あちゃ~っ!絶対読んではいけません。と断っていたのに・・・・・・・。
yamaさん、小説を読んでしまったのですね?v-404おそらくドン引きだったことは、間違いないでしょう!

それにしてもyamaさん、カツオのたたきが嫌いなんですか?実を言うと自分も、そんなに好きじゃあないんですよね。

ただ、新鮮なたたきで「これはうまい!」と思ったことが、過去に2度ほどあります。その、おいしかった時には、カツオ特有の血生臭さも全然なくて、ホントおいしかったですよ。

あと、助かる呪文には・・・・・
「ブリの照り焼き」を9回と言う手もあります。
ブリ・ブリ・ブリッ・・・・。う~ん、これだと何となく匂うかも~!!!
2006-12-29 Fri 23:50 | URL | superwildsoul #-[ 内容変更]
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